湯河原温泉を知る

美術館を巡る・湯河原ゆかりの人物

人間国宝美術館
人間国宝美術館 【内容】
人間国宝に指定されている広いジャンルの人々の中から、特に工芸品(陶磁器・漆工芸・金属工芸・染織品・ガラス工芸など)と人形の名作を中心にして秀作を展示し、その技の源となった古美術との比較展示も行います。また、その選に加わらなかった名人の作品の展示も致します。
あわせて、美術館のあります神奈川県湯河原町在住の陶芸作家・細川護熙氏の近作を紹介する特別室もございます。

入館料(大人)には「人間国宝の作った器で飲める抹茶」を含みます。

【開館時間】
9:30〜17:00(入館は16:30まで)
【定休日】
年中無休(年末年始も営業)
【入館料】
大人1,000円(お抹茶付き)/小・中・高校生200円
【電話】0465-62-2112
【所在地】湯河原町中央3-16-1
湯河原駅より路線バス「鍛冶屋行き」にてバス停「山崎」下車

西村京太郎記念館
西村京太郎記念館 【内容】
静養で訪れた湯河原の気候風土と人柄に魅かれた西村先生が、この地をついの住居と定めたのをきっかけに、開設された「西村京太郎記念館」。 300余点におよぶ全著作をはじめ、生原稿や大ジオラマ、秘蔵コレクションなど、作家生活を象徴する品々を展示いたします。 ぜひ、西村京太郎先生の新しい魅力に出会って下さい。

【開館時間】
9:00〜16:30(入館は16:00まで)
【定休日】
水曜日(休日の場合は翌日)
年末年始(12月29日〜1月4日)
【入館料】
大人500円/大・高・中学生300円/小学生100円
【電話】0465-63-1599
【所在地】湯河原町宮上46-62

湯河原町立美術館(旧 湯河原ゆかりの美術館)
湯河原町立美術館 【内容】
平成18年10月1日より「湯河原町立美術館」へ名称変更。
万葉集にも詠まれ、日本最古の温泉の一つとして知られる湯河原温泉。 昔から多くの文人・墨客が訪れ、また移り住み、数多くの芸術品が残されています。 これら湯河原ゆかりの芸術品を一堂に集めたのが「湯河原ゆかりの美術館」。 この地で作品を描いた、日本画家の竹内栖鳳をはじめ、常時30点を展示しています。

【開館時間】
9:00〜16:30(入館は16:00まで)
【定休日】
水曜日(休日の場合は翌日)
年末年始(12月28日〜1月1日)
臨時休館日(展示替え期間)
【入館料】
一般大人600円/小・中学生300円
企画展により別料金設定あり
【電話】0465-63-7788
【所在地】湯河原町宮上623-1
湯河原駅から2番線よりバスで約12分バス停「美術館前」下車

かぼちゃ美術館&かぼちゃカフェ
かぼちゃ美術館 【内容】
水玉と網模様をモチーフにした、幻想的な絵画で知られる前衛美術家、草間彌生の作品のうち、かぼちゃに関する絵画、立体、オブジェなど約70点を展示する。常設展で「赤いかぼちゃ」や「かぼちゃのひるね」、「ダンスかぼちゃ」など人気の作品を鑑賞できる。また、特別展やハロウィン祭りなど季節に合わせたイベントも開催される。

【開館時間】
10:00〜18:00
【定休日】
美術館/火曜日(祝日の場合は翌日)
カフェ/火・水曜日
【入館料】
一般大人900円/高校生以下500円
【電話】0465-63-7210
(ランチのご予約もこちらへ)
【所在地】湯河原町宮上97-2

木村美術館
木村美術館 【内容】
陶磁器・刀剣など炎によって生み出された芸術品を展示されています。

【開館時間】
10:00〜17:00(入館は16:30まで)
【定休日】
美術館/火曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始
【入館料】
一般大人700円/大・高生500円/小・中学生300円
【電話】0465-62-4429
【所在地】湯河原町鍛冶屋651

空中散歩館
空中散歩館 【内容】
1988年11月にオープン。常設陳列は油彩を中心としてデッサン・写真・オブジェ・立体など約100点、作品は適時展示替えを行う。 またコンサートやパフォーマンス等を主催する。他にイベント、ピアノの発表会、コーラス、ゼミ等のスペースとしても活用され親しまれている。

【開館時間】
10:00〜17:00
【定休日】
月曜日
【入館料】
一般大人500円/小・中学生300円
(紅茶のサービスあり)
【電話】0465-63-5283
【所在地】湯河原町鍛冶屋813-7

郷土資料館
郷土資料館 【内容】
湯河原観光会館の中にあり、湯河原の郷土にちなんだ様々な物品が展示されています。

【開館時間】
8:30〜17:00
【定休日】水曜日
【入館料】無料
【電話】0465-62-3761
【所在地】湯河原観光会館内
湯河原駅から不動滝・奥湯河原行きバスにて落合橋下車

重光 葵記念館
【内容】
政府代表として米戦艦ミズーリ号で日本の降伏文書に調印した外務大臣の重光葵記念館。外交官・政治家としての軌跡を写真・ビデオなどで追いながら紹介。

【開館時間】
毎週金曜日 12時〜17時
  土曜日 10時〜17時
  日曜日 10時〜13時
【入館料】
一般大人600円/小人300円
【電話】0465-62-3860
【所在地】湯河原町宮上684
湯河原駅より奥湯河原駅行きバスにて奥湯河原停留所下車 徒歩5分


湯河原ゆかりの人物
古く万葉集にも詠まれた湯河原は、長く秘湯の趣を持った温泉場であった。 1895年(明治28年)の陸軍療養施設の開設や小田原・熱海間の人車鉄道の開通など 明治中頃から交通機関も発達し、ようやく活況を呈するようになったが、 それでもなお閑雅な佇まいに変わりはなかった。藤木川に身を寄せ合うように 建ち並ぶ宿に文人達が親しく訪れるのはこの頃からである。 しばしば訪れた国木田独歩はその風情を愛し、いくつかの作品を残した。 大逆事件で捕らえられた幸徳秋水を見送る田岡嶺雲(れいうん)も、背にこの渓谷の 水音を聞いていた。夏目漱石は遺作「明暗」の重要な舞台としてここを選び、 芥川龍之介もまたこの地に俗塵を避けた。 疲れた心を山間の湯に慰めようと訪れる与謝野晶子、島崎藤村、宇野浩二らの姿もあった。 戦後も小林秀雄、丹羽文雄、大岡昇平ら多くの作家が逗留し創作の筆を執った。

文人・画伯と湯河原
島崎藤村
万葉公園入口の先、伊東屋旅館に詩人・小説家 島崎藤村の遺墨が二つ残されている。 一つは小林一茶の筆写であり、もう一つは藤村の旧詩「潮音」の筆写である。 静子夫人が夫の健康を気遣い、湯河原温泉保養を思い立ち、 年に4回の原稿提出後の数日間を伊藤屋旅館でゆっくりとくつろいだ。 期間は昭和5年から「夜明け前」完成 昭和9年を過ぎ、「先生の死がくるまでの十余年間」と、 静子夫人著「ひとすじの道」に記されている。

芥川龍之介
神経衰弱により35歳の短い生涯を自らの手で閉じた大作家 芥川龍之介。 その作品に湯河原を舞台とした小説は「トロッコ」(大正11年)、「一塊の土」(大正13年)、 「百合」(大正13年未完作)と3つの現代小説がある。 いづれも熱心な吉浜の芥川ファン力石平蔵と深い関係があり、 「トロッコ」、「一塊の土」では、力石平蔵の体験を材としている。 真鶴旧道での人車鉄道から軽便鉄道(いづれも旧街道の路面にレールを設置)への 改修工事が舞台となっているのが「トロッコ」である。また、「一塊の土」では、 吉浜1603に住居をもつ 力石の義叔母 小沢ラクの半生が描かれている。 龍之介自身も、明治25年〜昭和2年の間に幾度となく中西旅館へ逗留し、保養を続けた。

山本有三
湯河原厚生年金会館前の山を通称「理想郷」と呼んでおり、 その地区の入口に、山本有三が晩年20余年間を悠々自適に過ごした家があった。(現在は空き地) 山本有三は、この家で発病し、国立熱海病院に入院し、86歳で他界している。 この家での作品は「無事の人」「濁流」と言われている。


山本有三邸跡地に隣接する「おんやど恵」さんのHP参照

夏目漱石
文豪 夏目漱石の最後の小説「明暗」(大正5年5月〜12月朝日新聞に188回連載の未完作)で 170回から湯河原が舞台となった。この話の中に不動滝を散歩する話が出てくる。 漱石自身も温泉旅館天野屋に逗留し、療養や執筆活動を続けた。他に「真鶴行」の小品もある。

谷崎潤一郎
吉浜の高台、与謝野寛・晶子夫妻ゆかりの「真珠荘跡」の隣に、 耽美ロマン派の大作家 谷崎潤一郎の最晩年住居の湘碧山房が現存している。 現在はピジョン株式会社の寮となっている。この地に伊豆山から転居したのは、 昭和39年7月、谷崎78歳の時である。翌40年7月、肝不全に心不全を併発し、この家で急逝する。 この家での作品は、「新々訳源氏物語」の完成と、短編随筆「79歳の春」「にくまれ口」と 病気がちのため、僅かである。近くに谷崎没後の松子夫人の住居 湘竹居が残っている。

竹内栖鳳
栖鳳は湯河原・天野屋旅館の敷地内に画室(山桃庵)を設け、 1934年から没するまで晩年のほとんどをこの地で送り、 大作「東本願寺大寝殿障壁画」もここで制作した。

安井曾太郎
万葉公園内、熊野権現神社の西側に町営の入浴施設「こごめの湯」があり、 そこから少し坂を登った所に、建設業労働災害防止協会「宮上荘」(保養・研修施設)が あります。この建物が安井曾太郎画伯の旧邸宅・アトリエであり、 数々の名作が生まれた場所です。現在では安井画伯の名作(複製)が展示してあります。


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